個室ビデオは、「ビデオボックス」「DVD試写室」「個室DVDボックス」などとも呼ばれる店舗です。
個室ビデオは「風俗」ジャンルとは異なる点が多々ありますが、風俗とは違う楽しみ方ができる、愛好者の多い店です。
しかし、個室ビデオを利用したことがない人にとっては「個室ビデオってどんな場所なの?何ができるの?」と、疑問に感じている人も多いでしょう。
この記事では、「個室ビデオがどんな場所なのか知りたい」という人に向けて、詳しく解説していきます。特徴や仕組み、遊び方の流れ、料金なども紹介するので、是非チェックしてください。
個室ビデオとは?特徴と仕組み!
個室ビデオとは、その名のとおり「個室」で「ビデオ」を鑑賞する店です。
「ビデオ」という名前のとおり、かつてはテレビとVHSテープが設置された店でした。しかし現代では、基本的にDVDでの鑑賞がメインです。
個室ビデオが風俗ジャンルと同じジャンルと捉えられるのは、個室ビデオに揃えられている映像ソフトは基本的にアダルトビデオ作品が多いためです。
しかし、もちろんアダルト以外の作品も少数ながら設置されており、テレビドラマや雑誌・漫画などもあります。
特徴としてはネットカフェと似ている部分がありますが、アダルト主体の品揃えから、個室ビデオでは男性のみ入店可、女性入店不可としている店もあります。
ただし一部の店舗では、カップルシートなどを備えてカップルでの入店が可能な店もあります。
店内はカラオケのように個室がずらりと並んでいる状態であり、客はその中の一室に入ります。
室内には大型のテレビ・モニターが設置されており、店内でレンタルしたDVDを鑑賞したり、テレビの場合はもちろん地上波を鑑賞することもできます。
個室内の設備はネットカフェと同様、リクライニングシートとテーブルという簡素なものですが、個室であることもあり、空調などの設備はネットカフェなどより充実している場合があります。
また、新しい店舗ではVRヘッドマウントディスプレイを貸し出しており、VRアダルトビデオを鑑賞できる店もあります。

個室ビデオの遊び方の流れ!
ここでは、個室ビデオでの遊び方の詳しい流れを紹介します。こちらを確認することで、初心者でもスムーズに遊ぶことができます。「初めて個室ビデオを利用する」という人は是非チェックしてください。
お店を選ぶ
個室ビデオは「店舗」の店です。そのため、お店選びが最初のステップです。ただし、個室ビデオは風俗とは異なり、嬢がいるわけではありません。
客は個室ビデオ内のビデオを鑑賞するのであり、一人で訪れる男性が圧倒的多数です。
店の選び方としては、アクセスの良さや個室内の設備、特にDVDを鑑賞するパソコンなどの設備の充実具合が大切な要素となるでしょう。
また、店によっては取り扱っているアダルト映像作品のリストや、新着作品などをホームページで告知していることもあります。
そのため個室ビデオの店選びをするときには、設備やコース料金、そしてアクセスの良さが中心的な要素となるでしょう。
来店・受付をする
個室ビデオの店を訪れると、まずは受付をします。
受付では、まずシートの種類を選びます。
店舗によりますが、全席にパソコンが設置されているわけではない店もあるため、パソコンを使用するか、どの部屋がいいかなど希望を伝え、空いている部屋があればそのまま入室できます。
座席の種類はネットカフェと似ている部分があり、店によってはフラットマット席、ソファ席、リクライニング席などの種類があります。
もし希望の席が空いていない場合は、受付で該当の部屋が空くまで待機することもできます。
その他、店内喫煙可としている店では、喫煙するかどうかなどの質問をされます。
なお、すべての客に年齢確認をするかどうかは店舗によりますが、多くの店では免許証などでの年齢確認がこのタイミングで行われます。
コースの決定・料金支払い
個室ビデオでは、受付の段階でコースを決め、料金を支払います。
コースは店舗型風俗と同じく時間制であり、希望するコースを伝えると、料金をその場で支払います。
時間については幅広く用意されており、最も短くて60~90分、以降2時間・3時間などのコースがあります。また、長時間の利用では12時間や24時間などのコースもあります。
このほか、時間帯によって早朝コースやナイトコース、ワンデイコースなどの割引コースを用意している場合もあります。
なお、基本料金としての席料に加え、VR作品が見られる「VRコース」や、店内のシャワーが使える「シャワーコース」などのオプションもこのタイミングで追加できます。
支払いは現金以外にも、時代に合わせて各種クレジットカードや電子マネーに対応している店舗が多くなっています。
どの支払い方法が使えるかについては、利用しようとする店舗のホームページなどを確認してみるとよいでしょう。
DVDなどを選び個室席へ移動する
座席タイプとコースを決めると、スタッフが個室へ案内してくれます。
個室ビデオがネットカフェなどと大きく異なる点は、席が完全個室であるという点です。
また、個室ビデオ店の中には防音設備を施している店が多く、多少の音は漏れにくくなっています。
アダルト用途以外にも個室ビデオを訪れる客もいるのはこのためです。
個室へ移動する前に、スタッフから「カゴ」を渡されるのが一般的です。このカゴに、レンタルするDVDなどを入れて個室へ移動します。
レンタルできるDVDの本数には制限があり、一般的には5~6本程度です。ただし、レンタルしたDVDを返却すれば別のDVDを借りられるなど、比較的自由に入れ替えができるというシステムを採用している店が多いといえるでしょう。
自分の見たいDVDを選んでカゴに入れ、スタッフに案内してもらいましょう。
個室に到着、DVDを鑑賞する
個室に移動すると、あとはコースの時間内で自由に過ごすことができます。
もちろんDVDをレンタルしたとしても、すべてのDVDを見なければならないわけではありません。また、リラックスした姿勢で時間を過ごすことができます。
パソコンが使用できる席では、ハイスペックなパソコンでネットサーフィンなどを楽しむことを目的として訪れる客もいます。
他にも、自宅では見られないからという理由でCSチャンネルを見に来る客もおり、必ずしもアダルトな作品だけを楽しまなければならないわけではありません。
なお、店舗によってはアダルトグッズの販売を行っていることがあります。たとえばオナホ(オナホール)などが代表的です。
コース時間終了後再度受付、退店
コース時間が終了したら、再度受付へ向かいます。
ここで、コース料金以外のオプション料金が発生した場合は支払いを済ませます。
追加料金の代表的な例は、長時間滞在したためにシャワーを浴びたくなって、シャワーコースを追加した場合や、部屋から直接アダルトグッズなどを購入した場合などです。
なお、アダルトグッズを注文した場合は、スタッフが部屋まで持ってきてくれる店もあります。
ネットカフェとは異なり、フードなどの注文システムはない場合が多いですが、カップ麺やスナックなどは自動販売機が設置されていることがあります。
自動販売機で購入する場合は、その場でお金を入れて購入するため、退店時の支払いは必要ない場合がほとんどです。
必要な料金を支払い終わったら、利用は終了です。退店しましょう。
個室ビデオの有名エリア!
個室ビデオは、特定の地域に集中しているタイプの店ではありません。
ただし、個室ビデオは法的には「風俗営業」の扱いであるため、やはり繁華街周辺に位置している場合が多いでしょう。
一方、繁華街以外の住宅地や国道沿いなどにポツリと存在している店もあり、このようなタイプの個室ビデオは、昔から営業している「老舗」の場合が多いです。
関東・関西では「宝島」グループが新宿・神田・秋葉原、千日前などに出店しているほか、「金太郎・花太郎」グループは全国に展開しています。

個室ビデオの料金!
個室ビデオの料金は店舗・エリアによって大きく変わります。下記は東京都の個室ビデオの料金相場です。
| ランク | 料金相場 |
| 激安店 | 1,000~1,200円 |
| 大衆店 | 1,200~2,000円 |
| 高級店 | 2,000~3,000円以上 |
個室ビデオには、「高級店」はほとんどありません。多くの店舗で1,000円台から2,000円台で90分~2時間程度の利用が可能です。
| ジャンル | 特徴 | 利用時間 | 料金相場 |
| 個室ビデオ | 個室でAV | 90~120分 | 1,200~2,000円 |
| オナクラ | 短時間でオナニー | 20~40分 | 3,000~7,000円 |
| おっパブ | 店舗でおっぱい | 40~60分 | 7,000~9,000円 |
| メンズエステ | 店舗でマッサージ | 60~90分 | 1.1~2万円 |
| イメクラ | 店舗でイメージプレイ | 40~60分 | 1.5~3万円 |
おおよそ上記の金額が料金相場となっています。
安さの理由としては、やはり基本的に設備を利用する料金だけなので、料金帯がカラオケやネットカフェなどと似通う部分が大きいためでしょう。
なお、多くの個室ビデオ店では飲食物の持ち込みも可能としており、店内で追加料金をまったく発生させずに楽しめる点も魅力です。
個室ビデオの選び方!
個室ビデオはサービス内容が限られているため、風俗店のように店によって大きくサービスが異なるということはあまりありません。
ただし、どの店舗に入っても同じというわけではなく、店の新作アダルト作品の仕入れ状況や、快適にDVDが見られるパソコンの設置状況、店内の管理・清潔さなどは店を選ぶ基準となるでしょう。
また、料金については店舗ごとに若干の違いがあり、特に早朝・深夜・土日などのパック料金は店舗側が独自性を出しやすい部分です。
利用する曜日・時間帯がお得なパック料金となっているかどうかという点も、個室ビデオの店選びに役立つことでしょう。
店内で販売しているアダルトグッズ(ジョークグッズと呼ぶ場合もあります)の充実具合も重要ですが、多くの店ではアダルトグッズの品揃えを公開しておらず、店舗を実際に訪れてみてはじめて判明する要素となる場合もあります。

個室ビデオのメリット!
個室ビデオのメリットは「一人で快適な空間でアダルトビデオを楽しめる」という点にあります。
アダルトビデオはかつてはVHS、現代ではDVDのほか、オンラインで配信される作品なども多くあります。
つまり、「見るだけ」であれば、自宅であろうと、外出先であろうとスマートフォンでも鑑賞できます。
しかし、邪魔が入ることなく一人でのびのびとアダルトビデオを鑑賞できる時間が取りづらい人にとっては、個室ビデオは非常に便利な店です。
個室ビデオは既婚者や、独身でも実家暮らしの人、自宅に大きなディスプレイ・テレビがない人などが訪れ、日常とは違う環境でアダルトビデオを楽しみます。
スマートフォンやノートパソコンの小さい画面ではなく、大画面で誰にも邪魔されずアダルト作品を楽しみたい方には大きなメリットとなるでしょう。
また、自宅にVR設備がないという人も、個室ビデオを楽しめる可能性が高いでしょう。
個室ビデオのデメリット!
個室ビデオのデメリットは、「結局のところアダルトビデオを見るだけ」という点です。
風俗店では、個室ビデオよりも高い金額を支払わなければなりませんが、その結果、風俗嬢によるサービスを受けることができます。
個室ビデオは風俗と比べて料金が格安ではありますが、それでも長時間滞在したりシャワーを使ったりすれば、4~5,000円程度の料金となることがあります。
5,000円を支払うのであれば、激安のピンサロ店でフリーでの接客が受けられると考える人もいるでしょう。
ただし、個室ビデオは「嬢が必要なのではなく、自分でゆっくりビデオを楽しみたいのだ」と考える人に向いている店です。
風俗とは違った一人での楽しみを満喫したい人に向いている店であると考えるとよいでしょう。
個室ビデオの注意点!
個室ビデオは法的に風俗営業の許可を得ていますが、「風俗嬢が客にサービスをする」というタイプの許可ではありません。
そのため、個室ビデオ店で風俗嬢がサービスをすることは、法的には認められていません。
個室ビデオ店に風俗嬢を呼んでサービスをさせようとしたり、一緒に個室ビデオ店を利用したりしようとすると、店側から拒否される可能性があるほか、万が一、警察の立ち入り検査などの場面に遭遇すると、逮捕のリスクもあります。
あくまで店側が認めている利用方法で個室ビデオを利用するようにしましょう。
また、個室ビデオ店の店内設備は定期的にスタッフにより清掃されていますが、必ずしも清掃が行き届いている店舗ばかりではありません。
前の利用者が何らかの性病・感染症を持っている場合、触れたソファやシートから自分も感染してしまう可能性があります。
衛生面が不安な人は、帰宅後にできるだけシャワーや消毒をする、アルコールティッシュを持ち込むなど、自衛するのが安全でしょう。
個室ビデオの良い口コミ!
個室ビデオはAV見るだけじゃなくて、ネットしたりお菓子食べたりしながらゆっくりできるのがいいよな。アダルト要素が充実しててなおかつ安いネカフェみたいにして使ってる。
風俗だと嬢と会話しなきゃいけなかったり、ハズレ引いたりするけど個室ビデオなら、ハズレのAV引いても選び直しにお金かからないから最高。やっぱ生身の人間よりビデオがラクだわ。
個室ビデオの悪い口コミ!
個室ビデオはスタッフの清掃クオリティが終わってる店があるから怖いんだよな。こないだソファでちょっと横になってたら、翌日結膜炎になったわ。ぜったいあれ消毒行き届いてないでしょ。
休みだったから個室ビデオこもってDVD6本鑑賞。抜いたのは3回。満足と言えば満足だけど、やっぱ人肌に触りたい。なんか虚しくなってしまった。
個室ビデオのよくある質問!
店内で許可されていればビデオや漫画を見なくてもOKです。防音設備であることを活かして、録音やテレワークに使用する人も珍しくありません。
明らかに成人であると分かる場合は確認されない場合もありますが、店によります。
泥酔している場合は、入店拒否されることもあります。
店側が女性の入店を可能としていればOKです。ただし、店内でのプレイはNGとしている店舗がほとんどです。
店によりますが、基本的にOKです。
多くの店舗では、コース内であれば外出も自由にできます。
個室ビデオは一人で利用するのが原則なので、女性が抜いてくれることはありません。
一部店舗では「ワンデープラン」など、20時間以上の滞在プランがあることもあります。
ただし、店舗としては宿泊施設として営業しているわけではないこともあるため、「泊まりたい」という要望は認められない場合があります。
個室ビデオ店は、雑居ビルの一角などに小さく営業している場合が多いです。ただし、郊外や国道沿いなどでは、古くから独立した個室ビデオ店が営業していることもあります。