キャバクラとは、嬢が客席に付いて接待してくれる飲食店です。もともとはフランス語の「キャバレー」と英語の「クラブ」を合わせた和製外国語です。
「飲食店」と説明したように、キャバクラはお酒を楽しむ場所であり、風俗のように性的なサービスを受ける場所ではありません。
ただし、一般的な居酒屋やバーとは異なり、キャバクラ嬢が客と同じテーブルに付き、飲食をしながらトークをしてくれるという点に特色があります。
キャバクラは「夜の街」では比較的敷居の低い業態ですが、キャバクラに行ったことがない人にとっては、「キャバクラって何をする場所なの?」「どんな楽しみ方をすればいいの?」と、疑問に感じていることも多いでしょう。
この記事では、「キャバクラがどんな場所なのか知りたい」という人に向けて、詳しく解説していきます。特徴や仕組み、遊び方の流れ、料金なども紹介するので、是非チェックしてください。
キャバクラとは?特徴と仕組み!
キャバクラは、オープンな店内にテーブルと複数人が腰掛けられるソファが設置されており、客とキャバクラ嬢が同じソファでお酒を飲みながら会話を楽しむという業態の飲食店です。
キャバクラ嬢はほとんどの場合、客の隣に座り、お酒を注ぎながら客のトークに合わせてリアクションしたり、会話を広げたりして、場を盛り上げます。
キャバクラは風営法の範囲内ですが、ヘルスやソープランドなどの「性風俗店」とは異なり、キャバクラ嬢が客に性的なサービスをすることは禁じられています。
そのため、あくまで「女性と一緒にお酒を飲む」ということを楽しむ場所であることを理解しなければなりません。
なお、キャバクラとよく似た業態がホストクラブであり、同じく客とホストが同じテーブルを囲んで飲食をするというサービスで、ホストクラブにも性的なサービスはありません。
キャバクラの遊び方の流れ!
ここでは、キャバクラの遊び方の詳しい流れを紹介します。こちらを確認することで、初心者でもスムーズに利用することができます。「初めてキャバクラを利用する」という人は是非チェックしてください。
利用する店を選ぶ
キャバクラは、繁華街・歓楽街などのエリアには高い確率で存在するほど、日本国内での店舗数が多い業態です。
キャバクラの売りは独特の華やかな内装や在籍しているキャバクラ嬢の容姿・トーク力です。
トークについては、実際に嬢と話してみなければ相性などはわかりませんが、お店の雰囲気に関しては事前にホームページや情報紙などを見るとある程度雰囲気がわかるでしょう。
初めてキャバクラを利用する人にとっては、普段見慣れないほどきらびやかなキャバクラの雰囲気に気圧されてしまうかもしれません。自分に合う内装のお店を選んで入店するようにしましょう。
なお、店によっては在籍しているキャバクラ嬢の写真などをホームページで掲載している場合があります。
在籍している嬢の系統からお店を選ぶのもよいでしょう。
予約をする・入店する
キャバクラでは、予約して入店することもできます。もちろん、予約せず直接来店しても入店できますが、スムーズに入店するためには予約して入店するのが一般的です。
予約は多くのお店で電話またはホームページからできます。
また、最近ではSNSやLINEなどから予約ができる店舗もあるため、自分の好みの方法で予約しておきましょう。
直接入店した場合は、受付でスタッフに「入店人数」などを尋ねられます。
嬢を指名する
キャバクラには「指名」の制度があります。かつてのキャバクラの指名は、ほとんどが「本指名」と「場内指名」の2種類でした。
「本指名」とは、一度遊んだキャバクラ嬢に2回目以降指名することです。「場内指名」は、店内で見かけた嬢や一度テーブルについた嬢を指名することをいいます。
なお、最近は「Web指名」も多く利用される指名方法です。Web指名とは、風俗での「ネット指名」と同じように、ホームページの写真を見て指名することをいいます。
好みの嬢を発見したら、指名をしてみるとよいでしょう。
卓に座りドリンクを注文する
卓に座ると、まずドリンクを注文します。
キャバクラでは、ハウスボトルのウイスキーなどはセット料金(基本料金)に含まれていることが多く、また飲み放題のドリンクなどもあります。飲み放題のラインナップから選んでもよいですし、もちろん別料金となるドリンクを注文してもOKです。
どのドリンクが注文できるかについては、初心者でよくわからなければ、恥ずかしがらずにスタッフに尋ねるほうが無難です。
キャバ嬢の到着を待ち、会話を楽しむ
キャバ嬢が卓に到着したら、多くの場合キャバ嬢のほうから「なにか飲んでもいいですか」と聞かれます。
もちろんドリンクを飲ませてあげるのは必須ではありませんが、やはりドリンクを注文させてあげるほうが、キャバ嬢からの印象は断然よく、卓の雰囲気もよくなります。
渋らず気持ちよく注文させてあげると良いでしょう。
ドリンクが到着したら、キャバ嬢とドリンクを飲みながら会話を楽しみましょう。
キャバ嬢は客の会話を拾って楽しませるプロのため、いろいろな話題を振って会話を楽しみましょう。
なお、卓につくキャバ嬢は、一定時間ごとに入れ替わります。
もし、接客してくれた嬢の中で気に入った嬢がいたら、その嬢を場内指名することもできます。
また、キャバクラによっては会話だけではなく、店内でカラオケやゲームで遊ぶこともできます。
時間終了、延長か終了かを選択
キャバクラは時間制です。店によっては、終了時間が近づくと、スタッフが知らせにきてくれます。
しかし、特に時間を知らせてくれない店も少なくありません。もし基本の時間を過ぎて延長料金を支払いたくないという場合は、自分で時間をしっかり管理するようにするか、スタッフにあらかじめ時間を教えてくれるよう頼んでおくという手段もあります。
そこで延長か終了(チェック)かを選べます。延長した場合は、そのまま楽しい時間を過ごします。
また、チェックを選択した場合は、スタッフが伝票を持ってきてくれるのを待ちます。
会計、退店する
チェックを伝え、スタッフが伝票を持ってくると、会計となります。キャバクラではほとんどの場合、テーブル(卓)での会計となります。スタッフにお金を渡して会計しましょう。
なお、キャバクラでは現金だけでなくクレジットカードでの決済もできる場合が多くあります。
基本料金に加え、キャバクラ独自の料金システムとして「サービス料」「TAX」などの料金が上乗せされます。
また、延長した場合は延長料金、嬢にドリンクを振る舞った場合は「キャストドリンク」が上乗せとなります。
加えて、嬢の指名を利用した場合は「指名料」も上乗せとなります。支払いを終えると退店となります。
キャバクラの有名エリア!
キャバクラは店舗数も多く、繁華街や歓楽街には高確率で存在しています。
東京では渋谷や新宿などの風俗街として有名なエリアはもとより、秋葉原や上野、六本木、銀座などのエリアもキャバクラの有名エリアといえます。
なお、キャバクラは九州・沖縄で特に店舗数が多く、福岡、熊本、沖縄が特にキャバクラで有名なエリアといえます。
キャバクラの料金!
キャバクラの料金は店舗・エリアによって大きく変わります。下記は東京都のキャバクラの料金相場です。
ランク | 料金相場 |
激安店 | 6,000~8,000円 |
大衆店 | 8,000~1.5万円 |
高級店 | 1.5万~2万円以上 |
基本のコースはかなり安く抑える店舗がある一方、高級店では基本料金が高く設定されていることもあります。また、初回の客には割引が適用される場合もあります。
ジャンル | 特徴 | 利用時間 | 料金相場 |
キャバクラ | 女性キャストとトーク | 60~90分 | 8,000~1.5万円 |
セクキャバ | 店舗でお触り | 60~80分 | 7,000~9,000円 |
おっパブ | 店舗でおっぱいお触り | 40~60分 | 7,000~9,000円 |
オナクラ | 短時間でハンドサービス | 20~40分 | 3,000~7,000円 |
メンズエステ | 店舗でマッサージ | 60~90分 | 1.1~2万円 |
おおよそ上記の金額が料金相場となっています。
キャバクラは風俗のように「抜き」のサービスはありません。しかし、きらびやかな雰囲気の中で女性とお酒を楽しめるという点で、他の風俗にはない魅力があるといえるでしょう。
キャバクラの選び方!
キャバクラは店舗数が多く、それゆえに各店舗が様々な趣向を凝らして独自の店作りをしています。
キャバクラ最大の魅力はキャバ嬢による接待ももちろんですが、キャバ嬢の華やかな衣装、高級感を感じる店内なども特徴です。
店内の内装やキャバ嬢の衣装については、高級店だけではなく大衆店などでも工夫を凝らしているところが多くあります。
そのため、選び方としては「自分がどんな時間をそこで過ごしたいか」という点に着目して選んでみると良いでしょう。
お気に入りのキャバ嬢がいるかどうかももちろんですが、気持ちよくお酒を飲みトークを楽しめる空間となっているか、日常の飲酒とはまるで別世界のような体験ができるかどうかを軸にして選んでみるとよいでしょう。
なお近年では、キャバクラ・キャバクラ嬢が自らSNSで情報発信をしていることがあります。
キャバクラの店舗アカウントでは、店内の様子やキャンペーンなどの情報が発信されていることがあります。
またキャバ嬢のアカウントでは、出勤情報のほか、キャバ嬢の日常的な投稿や、キャバ嬢が店内でどのような衣装を着て接客をしているのかなどの雰囲気を掴むことができます。
SNSを利用している人は、SNSを通じてキャバクラの情報を確認し、お店選びに役立ててみるとよいでしょう。
キャバクラのメリット!
キャバクラのメリットは、普段出入りする居酒屋などとはまったく違う非日常的な環境で、きらびやかなキャバ嬢とお酒を楽しめる点です。
お酒を飲む際には、お酒自体の味ももちろん重要ですが、飲む空間や誰と一緒に飲むかによって、楽しさや満足感が大きく変わります。
キャバクラは、訪れた客が他ではできないような非日常的な体験ができる内装・接客・雰囲気づくりをしていますし、キャバ嬢の接客も同様です。
単にお酒を飲みたいというよりも、お酒を飲むにあたっての空間や雰囲気ごと楽しみたいという人には、キャバクラがぴったりでしょう。
キャバクラのデメリット!
キャバクラのデメリットは「お酒を飲む、女性と話す」という目的だけで訪れるには高額と感じやすい点です。
キャバクラは性風俗店ではないため、女性が性的なサービスをしてくれるわけではありません。もちろん、客から嬢への「お触り」も、原則的にNGで、あまりに度が過ぎると退店させられることもあります。
そのため、単に性欲を満たしたいという目的にはまったく不向きですし、ただお酒を飲みたいという場合であれば、居酒屋のほうが安上がりです。
キャバクラという空間、そこにいるキャバ嬢も含め、雰囲気全体を楽しめない人にとっては、キャバクラは不向きとなってしまうでしょう。
キャバクラの注意点!
キャバクラは性風俗店でないため、たとえば病気の心配などはほとんどありません。
一方、飲食店であるキャバクラは、他の居酒屋やレストランなどとは違い、料金面で注意するべきポイントがあります。
たとえば、基本となるセット料金の他に「サービス料」「チャージ」「TAX(タックス)」など、様々な名目で店側が独自に定めた追加料金がかかります。
さらに、延長料金についても注意が必要です。
キャバクラは非日常的な食事体験ができます。当然、キャバ嬢もスタッフも客を楽しませるプロであり、訪れた客は「もっとこの場所にいたい」と感じてしまうものです。
しかし、ズルズルと延長を繰り返していると、延長料金がかなり高額となってしまうリスクがあります。
通常のセット料金が90分など比較的長いのに対して、延長料金は30分単位など、割高となっていることも忘れてはならないでしょう。
さらに、キャバ嬢は高額のお酒を飲むことでお店の売上、そして自分自身の給料にも関わります。
気分よく飲んでいるときに、上手に客に単価の高いお酒をねだるのがキャバ嬢の腕の見せどころです。
キャバ嬢に言われるがままにシャンパンなど高額なお酒を注文していると、会計時に予想だにしない高額料金となっている可能性があります。
料金と時間についてしっかり管理して、後悔のないキャバクラ遊びをしましょう。
キャバクラの良い口コミ!
風俗とかもいろいろ行ったけど、やっぱり自分はキャバクラが一番楽しめるな。性的なプレイより、ワイワイ盛り上がってくれる中でお酒飲んでる方が楽しい。キャバ嬢って手が届かない存在だからそれもまた良いし。
同僚とキャバクラ初体験したけど、二人ともめちゃくちゃ楽しんだ。女の子も微妙に露出高いドレス着てて二人で興奮しまくったわ。
キャバクラの悪い口コミ!
今日付いたキャバ嬢、テーブル着くなり飲み放題に入ってない高額のお酒頼まれて普通に気分悪かった。まず卓を盛り上げてからでしょ。
キャバクラは個室じゃないから、他の客とのめぐり合わせ悪いと最悪だよな。この間行ったときは輩みたいなのがカラオケでヘッタクソな歌大声で歌ってて、こっちの卓は葬式みたいだった。
キャバクラのよくある質問!
一般的に、どのキャバクラでもキャバ嬢へのお触りはNGです。たとえばネイルを見せてもらうのに手が触れてしまうなどは例外的です。キャバ嬢が嫌がるお触りはやめましょう。
予約や受付の段階で年齢確認される場合もあります。
店によりますが、フリーで入った場合の嬢の交代(付け回し)は、おおむね15~20分程度が多いです。
キャバクラには一般的に、出勤前にキャバ嬢と待ち合わせをして一緒に入店する「同伴」や、勤務後に食事などをする「アフター」などの制度があります。
必ずしもそうではありません。特に、キャバクラは付け回しルールがあり、次々とキャバ嬢が接客してくれるので、「ハズレ」ということはほとんどないでしょう。
本指名・場内指名はキャバ嬢の成績となるため、お気に入りの嬢がいれば指名をしてあげると雰囲気も良くなるでしょう。
キャバクラはソフトドリンクだけでも楽しめますが、ソフトドリンクが基本セットに入っているかどうかは店によります。
同伴やアフターをするため、店専用のLINEなどを交換してくれる場合があります。また、SNSアカウントであればOKというキャバ嬢もいます。
スイーツや日持ちする焼き菓子、ギフト券などを差し入れできる場合があります。生物や手作りのもの、大量の差し入れなどは店によって断られることがあります。キャバ嬢は差し入れをされることがあるのをわかっているので「好きなお菓子は?」など会話の中で聞き取り、次の来店時にそれを持っていってあげると喜ばれるでしょう。