ポータルサイトに掲載し、SNSでも発信していれば、自社のホームページはいらないのでは、と考えるお店もあります。実際、ホームページを持たずに営業しているお店もあります。
それでも、ホームページにしかできない役割があります。この記事では、風俗店にホームページが必要な理由と、ポータルサイトやSNSとの役割の分け方を解説します。
- 店名で検索した人に、公式の情報を届けられるのはホームページだけ
- ポータルやSNSは掲載の条件や規約に左右されるが、ホームページは自社で管理できる
- 最初は、料金・在籍・出勤・アクセス・予約方法の5つがそろっていれば十分
ホームページが必要な4つの理由
1. 店名で検索した人の受け皿になる
ポータルサイトやSNSでお店を知った人の多くは、予約の前に店名で検索して、公式の情報や口コミを確かめます。このときホームページがなければ、検索結果には他社のサイトや古い情報が並び、予約の直前で離れてしまうことがあります。
2. ポータル以外からの新規を集められる
「エリア名+業態」や、業態の仕組みを調べる検索でホームページが上位に表示されれば、ポータルサイトを経由しないお客様を集められます。掲載費がかからない集客の入口になります。
3. 掲載の条件や規約に左右されない
ポータルサイトは掲載の条件や料金が変わることがあり、SNSは規約に反するとアカウントが凍結されることがあります。ホームページは自社で管理できるため、集客の拠点として残り続けます。
4. 検索とAIに正しい情報を伝えられる
GoogleのAIによる概要や、ChatGPTなどの対話型AIは、Web上のページを参照して答えます。料金やシステムを正しく載せたホームページがあれば、AIが参照する情報の元になります。
ポータル・SNS・ホームページの役割分担
| 媒体 | 得意なこと | 苦手なこと |
|---|---|---|
| ポータルサイト | すでに集まっている利用者にお店を知ってもらう | 掲載をやめると集客が止まる。他店と並べて比べられる |
| SNS | 出勤や新人など、変化の早い情報を届ける | 規約の制限が多く、凍結のリスクがある |
| ホームページ | 公式の情報を載せ、店名やエリアの検索で受け止める | 作ってすぐには人が集まらず、育てる時間がかかる |
3つはどれかを選ぶものではなく、それぞれの役割を分けて使うものです。ポータルとSNSでお店を知ってもらい、ホームページで確かめてもらって予約につなげる流れを作ります。
ホームページがないと起きやすいこと
- 店名で検索しても公式の情報が出ない口コミサイトや他社のページだけが並び、お店の印象を自分で伝えられない
- 古い情報が残り続ける移転や料金の変更が、検索結果に反映されにくい
- 集客がポータルの条件しだいになる掲載費の値上がりやプランの変更に、売上が左右される
- 求人の受け皿がない応募を考える人が、お店の雰囲気や条件を確かめられない
最初にそろえたい内容
ホームページを作るときに、最初からたくさんのページを用意する必要はありません。まずは次の5つがそろっていれば、予約の前に確かめに来た人の疑問に答えられます。
- 料金・システム:コース、指名料、総額の例、支払い方法
- 在籍:写真とプロフィール、紹介文
- 出勤:今日と今後の出勤予定
- アクセス・対応エリア:受付の場所や派遣できる範囲
- 予約方法:電話番号、Web予約、受付時間
それぞれに書くべき内容は、風俗店のホームページに必要なページ一覧で詳しく解説しています。
ホームページを作るときの注意点
- 露骨な表現を控える:トップページや料金ページで露骨な表現が多いと、セーフサーチで成人向けと判定され、検索に表示されない人が増える
- 年齢確認の作りを確かめる:年齢確認のせいでGoogleが本文を読めない作りにしない
- 更新できる仕組みにする:出勤や在籍を自分たちで更新できる作りにしておく
- ドメインを自社で持つ:制作会社の名義のままだと、引き継ぎや移転で困ることがある
よくある質問
ポータルの店舗ページは、そのポータルの中でお店を知ってもらうには十分です。ただし、店名やエリアで検索した人に公式の情報を届けたり、ポータル以外から新規を集めたりするには、自社のホームページが必要です。
SNSで集客できているなら強みですが、アカウントが凍結されると、積み上げたフォロワーと集客の入口を一度に失います。ホームページを拠点として持っておくと、そのリスクを分散できます。
店名で検索する人の受け皿としては、公開してすぐに役立ちます。一方、エリアや業態の検索で新規を集めるには、SEOで時間をかけて育てる必要があります。
ホームページは、ポータルサイトやSNSの代わりではなく、それらでお店を知った人を予約につなげる拠点です。
店名で検索したときに公式の情報がきちんと出てくるかどうかで、予約の取りこぼしは大きく変わります。さらに、AIの回答や検索から新規を集める入口にもなります。
まずは自店の店名で検索し、何が表示されるかを確かめてみてください。