ポータルサイトの掲載料は、風俗店の販促費の中でも大きな割合を占めがちです。「上位のプランに上げれば予約が増える」と言われても、本当に掲載料に見合っているのかがわからないまま払い続けているお店も少なくありません。
この記事では、ポータルサイトの掲載料がどう決まるのかを整理し、費用対効果の測り方と、プランを見直すときの考え方を解説します。
- 掲載料は、掲載の位置、掲載できる情報の量、オプションの組み合わせで決まる
- 費用対効果は「予約1件あたりの費用」と「リピートを含めた売上」で判断する
- 媒体ごとの予約数を記録し、効果の低い掲載から見直していく
この記事でわかること
ポータルサイトの掲載料はどう決まるか
ポータルサイトの料金体系は媒体ごとに違いますが、多くは次の要素の組み合わせで決まります。
| 要素 | 中身 | 費用への影響 |
|---|---|---|
| 掲載プラン | 一覧での表示順や、表示される情報の量 | 上位のプランほど高い |
| 掲載エリア | どのエリアの一覧に表示されるか | 人気のエリアや複数エリアほど高い |
| オプション | 特集枠、バナー、動画、新人の告知など | 追加するほど上がる |
| 掲載する人数 | 在籍の女の子の掲載数 | 媒体によって上限や追加料金がある |
同じ媒体でも、エリアやプランの選び方で費用は大きく変わります。契約の前に、どの一覧に、どの位置で、何が表示されるのかを確かめておきましょう。
費用対効果を測る2つの数字
予約1件あたりの費用
まず見たいのは、その媒体の掲載料で、何件の予約が取れたかです。
予約1件あたりの費用 = 1か月の掲載料 ÷ その媒体から入った1か月の予約数
たとえば、月20万円の掲載で40件の予約があれば、予約1件あたり5,000円です。媒体ごとにこの数字を出すと、どこにお金をかけるべきかが見えてきます。
リピートを含めた売上
予約1件あたりの費用が高くても、その媒体から来たお客様がリピーターになりやすいなら、長い目で見て利益につながります。初回の売上だけでなく、2回目以降の来店も含めて比べるのが理想です。
予約がどこから来たかを記録する
費用対効果を測るには、予約がどの媒体から来たのかを記録することが欠かせません。
- 電話予約で聞く「何を見てお電話いただきましたか」と必ず聞き、記録する
- Web予約に項目を入れる予約フォームに「お店を知ったきっかけ」の選択肢を入れる
- 媒体ごとに電話番号やURLを分ける可能な範囲で、どこからの予約かを自動で分けられるようにする
- 月ごとに集計する媒体別の予約数、売上、リピート数を表にまとめる
プランを見直すときの判断基準
主力の媒体として掲載を続け、写真や紹介文の改善で効果をさらに上げる
オプションや掲載エリアを絞り、費用を下げても予約が保てるかを試す
数か月続けても効果がなければ、ほかの媒体や自社サイトに予算を移す
プランを下げるときは、一度にすべてを変えるより、1つずつ変えて予約数の変化を確かめるのがおすすめです。何を変えたら予約が減ったのかがわかれば、残すべきものがはっきりします。
掲載料を払っても予約が増えないときの原因
- 写真や紹介文が他店と変わらない:同じ一覧に並ぶ他店と比べて、選ぶ理由が伝わっていない
- 料金やシステムがわかりにくい:総額がいくらになるかわからず、予約の前に離れてしまう
- 出勤情報が更新されていない:見たいときに出勤している女の子がわからない
- 店名で検索したときの情報が弱い:ポータルで知ったあと、店名で調べた人に自社サイトの情報が届いていない
最後の点は見落とされがちです。ポータルサイトでお店を知った人の多くは、予約の前に店名で検索して、口コミや公式の情報を確かめます。このとき自社サイトが出てこない、情報が古いと、予約を逃してしまいます。
ポータルサイトと自社サイトの配分
ポータルサイトは掲載している間だけ集客でき、自社サイトはSEOで育てた分だけ集客が残ります。どちらかに絞るのではなく、役割を分けるのが基本です。
ポータルサイトの役割
- 新規のお客様にお店を知ってもらう
- 同じエリアの他店と比べてもらう
- すぐに予約を集める
自社サイトの役割
- 店名で調べた人を予約につなげる
- エリアや業態の検索で新規を集める
- 掲載をやめても集客を残す
自社サイトからの予約が増えてきたら、効果の低いポータルの掲載から少しずつ見直していくと、集客を落とさずに費用を下げられます。
よくある質問
決まった数はありませんが、媒体ごとの予約数を記録できる範囲に絞るのがおすすめです。多く掲載しても、どこから予約が来ているかがわからなければ、見直しの判断ができません。
表示される位置が上がれば見てもらえる回数は増えますが、予約につながるかは写真や料金の見せ方しだいです。プランを上げる前に、掲載している内容で選ばれる理由が伝わっているかを確かめましょう。
業態や客単価、リピート率によって変わるため、一律の基準はありません。客単価とリピート率から、新規のお客様1人にいくらまでかけられるかを先に決めておくと、判断しやすくなります。
ポータルサイトの掲載料は、払うか払わないかではなく、どの媒体にいくら払えば予約が取れているのかで判断するのが大切です。
予約のきっかけを記録し、媒体ごとの予約単価を出すだけでも、見直すべき掲載がはっきりしてきます。
あわせて、店名で検索したときに自社サイトが正しく表示されているかも確かめてみてください。ポータルの効果を最大にするための、見落とされがちな受け皿です。