AIO対策を始める前に、まず知っておきたいのが「今、AIは自店や業態をどう説明しているのか」です。現状がわからないまま対策を進めても、効果を確かめられません。
この記事では、GoogleのAIによる概要・AIモード、ChatGPT、Geminiで、自店や業態がどう紹介されているかを調べる方法と、結果を改善につなげる手順を解説します。
- 質問は「業態」「エリア」「店名」「初めての不安」の4種類で作る
- 同じ質問を複数のAIにして、回答と参照元を表に記録する
- 月に一度、同じ質問で定点観測し、変化を比べる
調べる対象のAI
| AI | 使い方 | 見るポイント |
|---|---|---|
| AIによる概要 | Googleで普通に検索する | 表示されるか、どのページが参照されているか |
| AIモード | Google検索のAIモードで質問する | 質問を重ねたとき、自店や業態がどう説明されるか |
| ChatGPT | ChatGPTで質問する | 回答の内容と、検索したときの参照元 |
| Gemini | Geminiで質問する | 回答の内容と、Googleの情報の使われ方 |
質問の作り方
お客様が実際にしそうな質問を、4つの種類で用意します。
「〇〇(業態)とは」「〇〇の料金の相場は」「〇〇と△△の違いは」
「〇〇駅の近くで初めてでも入りやすいお店は」
「店名の料金は」「店名の営業時間は」「店名の評判は」
「〇〇(業態)が初めてで不安。何に気をつければいい」
アダルト・風俗の分野では、AIの方針で答えない質問もあります。答えが出なかったこと自体も、大切な結果として記録しておきます。
記録のしかた
結果は、表にして残します。画面の記録もあわせて保存しておくと、あとで比べやすくなります。
- 日付とAIの種類いつ、どのAIで調べたか
- 質問の文毎回まったく同じ文で質問する
- 回答の要約どう説明されたか、自店の名前が出たか
- 参照元回答に表示された参照元のサイト
- 誤りの有無料金や営業時間などに誤りがないか
調べるときの注意点
- ログインの状態や履歴で答えが変わる:できれば同じ条件で調べ、条件も記録しておく
- 1回の結果で判断しない:AIの回答は時期や言い方で変わるため、定点で見る
- セーフサーチの設定を確かめる:Google検索では、セーフサーチの設定で表示が変わる
- 短時間に大量に検索しない:機械的な検索とみなされ、確認の画面が出ることがある
結果を改善につなげる
| 結果 | 考えられること | 次にやること |
|---|---|---|
| 自店の情報が誤っている | 古い情報や表記の違いが残っている | 自社サイトとほかの媒体の情報を最新にそろえる |
| 業態の説明に自店が使われない | 業態を説明するページがない | 料金や流れを説明するページを用意する |
| 参照元がポータルばかり | 自社サイトが評価されていない | SEOの土台を見直す |
| 回答が出ない | AIの方針で答えない質問 | 答えてもらえる質問に合わせて情報を整える |
業態ごとにGoogleのAIによる概要がどう出るかは、業態別の調査結果にまとめています。
記録の例と読み解き方
AIの答えは、聞くたびに少しずつ変わります。1回の結果で判断せず、同じ質問を定期的に聞いて記録し、傾向を見るのがおすすめです。次のような表で記録しておくと、変化に気づきやすくなります。
| 記録する項目 | 記録の例 | 読み解き方 |
|---|---|---|
| 聞いた日とAI | 〇月〇日、ChatGPT | AIごと、時期ごとに比べる |
| 質問 | 〇〇駅でおすすめの〇〇は? | 毎回同じ質問を使う |
| 自店が出たか | 出た/出なかった | 出た回数の割合を見る |
| 紹介された内容 | 料金、営業時間、特徴 | 公式サイトの情報と食い違いがないかを見る |
| 参照されたサイト | 公式サイト、ポータルサイト、口コミサイト | どのサイトの情報が使われているかを見る |
自店が紹介されても、料金や営業時間が古い場合は、参照されたサイトの情報が古い可能性があります。公式サイトに加えて、ポータルサイトや地図の情報も確かめ、まとめて直しましょう。
よくある質問
月に一度が目安です。サイトの情報を大きく直したときは、数週間後にあらためて調べ、変化を確かめましょう。
AIごとに、参照する検索の仕組みや学習したデータ、答え方の方針が違うためです。複数のAIで調べることで、どの情報源が使われているかの傾向が見えてきます。
質問の数を絞り、主要な2〜3個だけでも続けて記録する価値があります。調査と改善の提案をまとめて専門家に頼む方法もあります。
月に1回を目安に、同じ質問で調べるのがおすすめです。料金や営業時間を変えたあとは、1〜2か月後に、新しい情報が反映されているかを確かめましょう。
AIでの紹介のされ方は、実際に質問してみるまでわかりません。そして、質問してみると、意外な誤りや、思ってもみなかった参照元が見つかることがよくあります。
同じ質問を、同じ条件で、定期的に続けることが、AIO対策の効果を確かめる唯一の方法と言ってもいいほど大切です。
まずは自店の業態について4つの質問を作り、主要なAIで一度試してみてください。